[民兵の多くは鎧もつけない簡素な姿で、豊富に産する竹に鉄の穂先だけを付けた長い槍と大きな木の板に持ち手をとりつけた大盾を携えていた。他には各々が鎚や手斧を持つのみである。ただし、民兵の中に3人だけ、別の装備をしたものが混ざっている。試みに、ライフル銃を持たせてみたものだった。やがて前方より王府軍発見の知らせが届けば、全員の上に緊張が走った。]