やはり、生き延びたか。[ 喜んではいけないのだろう。戦の趨勢を考えれば、やっかいだと思う気持ちも確かにある。それでも、わずかに笑みが浮かんでしまうのはどうしようもない。二度、殺し損ねた相手。] 三度目は、ないことを祈るよ。