―少し前・食堂―[(>>295)慌ててしまったのは珍しくヤコブが心配そうな表情を見せたからだ。安堵の笑みを浮かべるヤコブに眉尻を下げた。どうしようもない幼なじみを甘やかしてくれるから困る。]何が良かっただか。[「ん?」と首を傾げるヤコブの声に顔をあげる。すると真顔でストレートな返事を貰い。自分と違ってさらりと素直にそんな事を言える相手を気恥ずかしく。また、自分の事を考えて紅茶を淹れてくれてたことに感謝しながら。]……そうかよ。[ぶっきらぼうに。でも何処か嬉しげに返事をした]