―現在/メイン・サロン―
[ソファに腰掛けながら資料を読むこと数分。
ざわつきが耳に入り始める。どうやら人も徐々に増えてきたようだ。
声を掛けられれば資料から目を離し、線の細い担当者を見る>>271。]
よろしく。俺は管理部のソマリ・フォッシェルだ。
君が管理部のカレル君か。よろしく。
警備部は特に忙しくて大変だろう。
先程も警備部の人間がやっと休憩できた、と嘆いていた現場を見てきたところだったな。
[休憩中だった男のことを、嘘を吐いてはいないが一部台詞を改変して語る。
ふと、クレメンスが真面目な良い部下が居ると言っていたことを思い出す。>>168
もしや彼がそうなのかと思いながら、機会があれば問い掛けてみようと取り置き。]
……とはいっても、俺自身も今の船の内情や総会についてはほぼ素人でよく分かっていないんだがな。
むしろ色々教えて欲しい程に。
カレル君は、3年くらい前にはこの船に居たかい?
[見るからに若く、線も細い眼前の人間に警備が務まるのかと内心思いつつ、そういえば過去会ったことはあっただろうかと思い出し、問い掛ける。*]