そうだ。 その言葉だ。[一拍置いて言葉漏らした魔の唇は、笑っていた。] そうだ。貴様は我を二度ならず三度までも、 そう。三度までも侮り、侮辱するか。 この、我を。[立ち昇る熱気で空気が歪み、足元の岩が変色し、罅割れる。腕だけではない。全身が内側から発光し始めていた。]