[軌道を逸らされ避けられた剣は切っ先を天へと変え、高く飛び上がる]
自分、攻撃魔法は不得手ですので……っと。
Lass das Schwert und bleib in meinem Körper.
[火力を補うためにこのスタイルになったのだ――などと、悠長に説明している暇はなさそうだった。
低い姿勢で距離を詰められるのを見て取り、大剣を取り巻いていた風を呼び寄せて]
よっ。
[漆黒が己が身を斬る>>319寸でのところで、風の力を借りて後ろへ跳ぶ。
その一瞬後、加護を失った剣が重力に引かれ、2人の間を遮るように落ちてきた*]