人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

「へ…っ?」

[>>132突如言葉を投げかけられた騎士はぎょっとしたように若者を見る。
間の抜けた声を上げて思わず踏鞴を踏む足許を見れば、そこには確かに植物が芽吹いていた。
仲間に支えられ、何とか踏まずに済んだ騎士はそっと安堵の息をつく。]

――これは失礼した。

[女は馬上から謝罪する。
薬草の中には貴重なものもあるので、怒られるのは至極当然の事だと。
そう考えた故に、ツッコミがずれている事に気付く事はなく。

甲高い音が鳴った後、若者は誰かに呼ばれたらしい。
むくれた顔を見せた後に警告を再度口にし、身を翻してしまう。
去りゆく濃紅の紐で括った髪の後ろ姿を見送って]

…気を付けておいた方がよさそうだな。
色々と。

[誤解を生む事は避けねばと、そっと嘆息した。*]

(328) 2015/03/11(Wed) 22:20:21

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