― 戦場 ―『ロー・シェンの部隊が出て来たら、手出しはせずに俺に任せろ。何があっても、シュテルンの隊が到達するまでは、持ちこたえろ。いいな、何があっても、だ!』[ 例え、自分が倒れても、と、言外に含ませて、小隊の副官となった少年には事前に指示を与えてある。だから彼は躊躇わなかった ]うおおお![ 愛馬の速度と力を借りた渾身の一振り、しかしそれは、鉄壁の円盾と、繰り出されるハルバートの鋭い一突きに迎え撃たれる>>322 ]