……お…。[人はどんどん増えてくる。明日が実技試験とあれば当然か。肩を時折押さえていると、明るい笑顔の金の髪の白衣の天使──もとい後輩に声を掛けられ、顔を向けた>>219いい目をしている。その怪しい客引き文句に、軽く笑う]んじゃ、湿布。[ひょいと手を出して要求した。年中練武場に通っていれば湿布は馴染みのものであり、ダメージさえ表に出さず済んでいるなら、打たれたこと自体は既に明白である。ゆえに悪びれず湿布を受け取り、荷に入れた]