― 世界樹の枝の上 ―[大蛇の頭に潰されていたら、不意に、身体にかかる重みが消えた。圧し掛かっていたその身体が砂のように崩れ去った>>320から、というのは見ていないからわからぬまま。あ、軽くなった、と思ったら、ぐ、と襟が掴まれて]て、ちょ、お。へーき、へーき。いきてる、いきてる、から。[ゆさゆさゆさ、伝わる震動がちょっと辛い。>>325棒読みで返す様子に、風乙女がため息をつくように風を揺らす。どうやら、眷属たる風の姉妹の思考に同意しているようだった。*]