―第2エリア・レストラン―
[男はそのまま、コーヒーを淹れ直して店に留まっていた。
ラヴィを通じて、責任者との待ち合わせ(>>324)についての連絡があったからだ]
――ラヴィ、ラヴィ。
きみは随分とまあ、便利使いをされているな。
まあいい、こう答えてくれ。
私はコーヒーを飲みながらでないと話が出来ない性質なので、
いま手が空いているようであれば、是非ともこの店にまで来てくれまいかと。
私がコーヒーを2杯飲むあいだに来るのが難しければ、またの機会を見つけようとも。
[そう言い放った傍若無人さは、つい先刻までとは大違いであった]