警備部のクレメンス――、
[印象的なことでもなければ、乗員の名など一々覚えてはいない。
もちろん、先刻までここにいたのが、その上司だと気付く由もなく。
記憶を辿ったあとで首を傾げてから、カレルと名乗った若い乗員(>>324)に]
うん――私は、オオイ=リー・アレクシス・░▓▒▓█▓という。
一応、生物学者の端くれなのでね。
特定危険生物の件で、手伝えることがあるかもしれない。
そのように、きみの上司に伝えてくれるとありがたい、カレルくん。
[そうカレルに告げて、グラスに残った酒を乾す。
そろそろ、酒は切りあげたほうがいいだろうか。
同席のオズワルドがどうであれ、自分は次を注ぐことはしなかった*]