人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


兵器開発部 シロウ

―回想:5年前・ベルサリス学館―

[生徒が鍛錬している稽古場へ行く途中のことだった。

廊下を歩いていると、ふと聞き覚えのある、
男にしては高い声に呼び止められる。>>218]

ん?どうした?
剣の稽古だったら今からは既に先約があるのだが…。

[――フィオン・ヴァイサネン。

ただでさえ真面目で有能な生徒は多いが、
中性的な彼女はどこか強い覚悟の意志を瞳に宿しており、
その目が印象深かった。

何やらわけありだということは、
軽く誰かしらから聞いていたが、特に詮索することもなく。]

(327) 2015/03/08(Sun) 17:13:05

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