ただいまかえった!\バーン!!/
14歳の頃の恥ずかしい話ね。
あの頃の僕は((仮面師))に憧れて、強くなるために生きていた。鍛錬して鍛錬してご飯食べて鍛錬して寝て…
だけどある日気付いたんだ、これじゃただ強くなるだけだって。強いだけじゃなくて、潔く格好良い大人の男になるにはこんなんじゃ駄目だ、ってね。
そんなある日の黄昏時、僕は教官殿と出会った。雨の中、捨てられた小さな仔猫5(10x1)匹兄弟を保護しようと手を差し伸べてもう、全員から地肌を引っ掻かれるわ登られるわ噛まれるわの大惨事だったのにあのひと笑ってたんだよ、「やんちゃなのはいいことだ!」とか言って。意味分かんないよね。
その懐の広さに*従属*を抱いてしまったあの時の純真な僕は
「ボクをアンタの*契約関係*にしてくれ!」って言っちゃったわけ。
人生最大の後悔だよ………………。
[…は心の深い傷にトドメを刺した]