[信心深い老若男女をここで押しのける気もなかったので、流れから外れてみたところ、先日、マチスと同じ車に乗っていた赤毛の青年を見つけた。>>322] やあ、あっちで炊き出しがあるってさ。 だが、君の方が、よっぽど美味そうだよ。[満面の笑みで近づいてゆき、手を伸ばした。*]