[敵ではない、という言葉>>314に安堵したよう、眉が下がる。けれど]
…?わたしは…
[人でなければなんなのだろう。与えられた恩寵は、神の最後の慈悲なのだろうか。
聞かない、という言葉に安心して、それ以上を考えるのを止める]
ご友人、を探して、ここまで?それは…
…すいません。わたしも、来たばかりなので…お答えできれば、よいのですが…
[せめても、と。彼の行く手が安全であるようにと手を合わせかけ、魔物の仔によって片手が塞がれているのを思い出せば、代わりに祈りの一節を口にする]
――あなたの旅路が、無事でありますよう。