[だが工廠につくとどうも様子がおかしい。
工廠に潜入したが、明らかに人数が少ない]
ちっ……
[敵の目をかいくぐりながらようやく武器保管庫までたどり着くが、そこはすでにもぬけの殻で、まるで襲撃を予測していたようだ。
襲い掛かってきた残った兵を剣の柄で打ち付けて、事情を聞くとどうやら先走ってゲリラ攻撃をしたものがいたようだ]
何やってんだ。馬鹿が……。
[十分な準備も出来ずに、ただ攻撃だけ仕掛けたと判断せざるを得ない味方の失態に思わずため息をつく。
首を振って工廠を抜けると]
作戦は失敗だ。
仕方ねぇ、とりあえずシュビトに戻るぞ。
[そう襲撃隊に告げた]