―回想:軍医学校時代―「よぉ、“神様”!!」[自分が呼ばれたと気付いた男は、一瞬だけ固まり不機嫌そうな顔で振り替える。後ろにはよく知った友であるダーフィトが立っていた。]……何度言ったらその呼び方を止めるんだ?「えー、いいじゃん。“銃撃の神様”」[我ながら上出来だと思うんだけどなぁ……と口を尖らせた彼に、男はこめかみに青筋を立てた。自分は軍医になる為に、命を助ける為に此処へ来たのだ。“銃撃の神様”等と呼ばれても嬉しくはない。]