[作られた存在である以上、力は携えた分しかないのが道理だ。どれほど多くの力が集っているかは分からないけれど、あの光が力であるならば。あれを壊してしまえば、その力を大きく削ぐ事も出来るのではないか]滅さなくてはいけないということは、その存在が脅威であるから。ならば、あれに対しても混沌である者の方が優位に働くかもしれません。[今この場にいる者は、人間とエルフ、魔族。エルフでありながら魔族の見目持つ私が、一番混沌と称されるに近しいだろう。その思考は、周囲にどれ程理解されただろうか]