…………本当に護りたい者など。 いつだって。 この手から、すり抜けていく。[戦えば戦う度、護りたい物から遠ざかる気がするのは、何故だろうか。見つめた掌。右手を曲げ伸ばしし、広げて、じっと見つめる。伸ばした指の合間に。今もまだ、>>0:110あの日の蒼天と白百合とが、見える気がした*]