― 交戦前日 ―[まだ10歳。そう紡ぐジーク殿>>314の口調の変化に気付けるほど余裕は無く。続けられた言葉>>318に、きつく閉じていた瞳を薄らと開けた] ………背負い込んでる つもりは、ない…… 私が 明かせないのは、私のため だ。 ……この隊を指揮するのは、”私”ではダメなのだ。 ”ファミル”でなければ、ダメなのだ。[だから他に明かすことは出来ないと。兄の存在を知るジーク殿ならその意味も理解出来ようか。この戦で戦功を上げるのは、私《ファミーユ》ではなく、兄《ファミル》でなければいけないと言うことを]