The worst is not, So long as we can say,‘This is the worst.’(「これが最悪だ」などと言えるうちは、まだ最悪ではない。)[ぽつりと、小さく呟く。あの時はどうだった?――思い出せない。ただ、あの時感じていたはずの愛情や、そういったものは、全部記憶の中で怒りや憎悪の色に醜く塗り替わってしまったように思う。]