人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


盟主 ジェフロイ

[昔、私が海に出た話は覚えているな?
そんなふうに始まったのは、幾度か聞いた昔語り。

悪友とつるんで小舟で海に漕ぎ出して
結界を超えようとして嵐に打ちのめされ、
生死の境を彷徨ったこと。

『あの度し難い大馬鹿者は』
自分一人で責任を被ったのだということ。]

『あの日私が学んだのは、
 無謀な計画は手酷い結果を招くことと、
 自分で責を負えぬ痛みだった。』

[父の目は深い海の底を見ているようだった。]

(324) 2015/03/08(Sun) 16:48:30

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