お前が、夢を諦めなければ。
願うことを止めなければ、その時相手してやる。
最も、俺はもう二度と人狼には戻らないけど。
相手だけはしてやる。
[遠まわしに、喪失に負けるなと
伝えたかったのだが……如何せん、恥ずかしくて上手く伝わっていないような気もした。]
俺と歳も近そうだしな。
……古和泉夏南。これが俺の名前。
まあ、どうせ現実に帰ったらお前は忘れてしまうけど。
俺はお前がここで戦ったこと忘れない。
だから――……お前の名前も、教えてもらっていい?
[そう、もし聞けたのなら会いに行けるのだから
果たして、名前を知ることはできただろうか。
名前を知ってから、またこの青年に会えるかは、今はまだ分らないけれど*]