――うん? まあ、そうだな。
しかし、それをいうのなら、きみだって同じじゃあないのかね。
[彼女が危険種族なら死んでいるかもという話に、逆も然りだろうと、肩を竦めつつ]
まあ、もしそれが死の宣告だといけないから、一応は言っておこうか。
私が肥料を求めてここに来ることは、ラヴィを含めた複数名が知っているよ。
[と、一応は予防線を張りながら]
しかし――、死者への手向けか。なるほどね。
私はどうも……そういったことには気を回せなくてな。
[――とは、幾らか自嘲混じりに応じた。
先に死んでいった友人知人の死を、これから死んでいく人たちの死を。
いちいち気にしていたら、精神が保ちやしないからと、いつしかそうなった*]