人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


喪失者 シュテルン

― 灼熱の闘技場 ―

[>>206無言の肯定に口の端が上がった。
嬉しい、すまない、そんな二つの謎の言葉が浮かんで消えるも今は疑問も持たない。

確かに言葉は不要なのだろう。打ち込む力も、その鋭さも、決して見劣りする物ではないが、相対している相手の揺らがぬ意志が、今は此方より優っていた。]

つまらない?
殺し合いに、余計な言葉を挟んでいるのはそっちだろう。

[>>207繰り返し告げられる言葉に、苛立ち覚えて眉根が寄った。]

僕とお前が敵だという事実と、
互いに剣を手に殺し合うという状況以外、
今は他に何もいらない―――違うか?

(323) 2014/08/19(Tue) 01:34:12

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