人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天軍指揮官 ナネッテ

― 光の船 ―

[黙示天使の訪れが知らされたのは、
 天の軍勢の降臨より一週間ほども後のことだ。>>309
 未だ天の船に留まりし大天使は、すぐに彼の謁見を許した。]

 来たか、アディリエル。

[名を与えし天使を迎えれば、大天使の顔にも笑みが浮かぶ。
 振り返る背景には一面の大きく透明な壁面があり、
 そこから地上の様子を確かめていたのだとは知れるだろう。
 黙示天使を見返せば、三対六枚の羽根が背に揺れた。]


 人の子らは、一先ずは沈黙をしたか。


[これだけでは済ませるまい。その予感はある。
 とはいえ粛清の刃振るうにも相手は見極めねばならず、
 それだけの猶予を、天の軍も置いていた。]

 どうだ?地上は。

(323) 2017/11/03(Fri) 00:06:05

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