998……999……[途中から幾分出鱈目な振り方になりつつも、根性だけは誰にも負けぬと自負する男は、それでも自身で宣言した回数まで素振りを止めることはしなかった。 その時間はゆうに1時間を過ぎ、2時間も超えようという頃で、眺める側も飽きてしまっているかもしれないが] せん……![どうだやり切ったぞという顔をアイルリートへ向けたのも一瞬。 1000回目を振り切るより早くバットがあらぬ方へ飛んで、男はそのまま地面へ大の字にぶっ倒れた*]