― シュビト・教会 ―[訪れた教会は、嘆きの声は減っていたけれど。やはり、重苦しい空気があるのは否めない。それに飲まれて叫びそうになるけれど、唇をきつく噛んで押さえつける] …………。[亡骸の傍ら膝を突き、取るのは風の民の独自の祈りの態。白の小猿は肩から降りて、ちょこな、とその隣に座り込んだ]