それと、もしウェストマール王国が寄せてきても十日はもたせますので、「準備を万端にしてからきてください。」とお伝えくださいね。どうも、うちには自由に突っ走りたがる人が多くて多くて…そちらのほうが心配ですからね。
いやはや貴方には苦労ばかりかけますが、その時には私が第一功をあげている間にみなさんの手綱をしっかり握っておいてくださいね。ほっほっほっ
[憎たらしい笑い声と軽口を残し、どうせまた会うのだ。と別れの言葉すら口にせず、未来を信じて任せた将軍はクリーク砦にむかっていった。
その後、宰相が領主を討つということが起きるとも知らずに*]
― 回想終了 ―