……応!
[始まりの宣>>299に力強く応える。
白馬に乗りてまっすぐと駆けくる白き騎兵。その速さと重さをあわせた突撃は脅威である。それが、ツヴァイヘンダーの重さに揺られずに人馬であれば猶更だ。
なのに、その身を包むのは、昂揚――否、奥底の血が湧き上がるほどの熱狂。
総身に力を漲らせ。地面に足が食い込むほど力強く踏みしめる。左側より唸るように響く斬撃には円盾を、ジークムントの身にはパルチザンを、距離とタイミングを合わせて体を右に捻り、思い切り左に戻す。
たたきつけるように盾を横殴りに振り、その動作とともに突きを放ち、直後盾が剣の衝撃が重く伸し掛かり、槍の手ごたえは如何程であったか脳が判別するより早くに、堪え切れずにふき飛ばされる。]