『 ……。 』
[ いつも強気のシュテラだけど、今だけは半分困ったような半分嬉しそうな顔をする。
生意気な妹なのに、こんな顔をされるとつい可愛く思えてしまうから、
まったくもって僕は「バカ兄貴」だよね。 ]
早く戦線復帰しろよな。
合体の仕方を忘れちゃう前に。
[ 僕は照れ隠しにそう言った。 ]
『 ……でも、
兄貴が誰かとコンビ組んでも、あたしは別に怒らないからね。 』
はいはい。
どうせ僕はお荷物だよ。
……それじゃ、後で。
[ それじゃ、とシュテラは小さく手を振って、映像通話は途切れた。 ]