おまえの前で変なとこ見せられねーしな。 任せろ。 絶対にぶちのめしてやる。 …いや、一緒にぶちのめしてやろうぜ。[昔のガキ大将としては、これ以上の無様は見せられないところ。任せろと請け負いかけて、拳をぐいと前に出した。拳を打ち合わせるいつものしぐさ。頼もしくなった友人と一緒に困難に立ち向かう。なによりも心躍ることだった。]