おぉ…。[小さな基点から、広がっていく氷結。胴体に咲いたのは茨を持つ花のような形をした氷の結晶。それはまるで種を植え付けられたように烏賊の核に突き刺さっていた。凍る事を拒むようにのたうっていた足もまた、烏賊の消滅と共に消えて。]お疲れ様!こっちは大丈夫。[青年は此方に声をかけてくる少女に手を振りながら笑顔を向けた。]*