…はははっ、なんだ。
ほぼ丸っと覚えてんじゃねぇか。
[忘れたと云いながらの、意趣返しめいた毒舌が返れば>>280
忘れてくれと企んで飲ませた筈の男は、
その原因を作った後ろめたさを、うっと一瞬だけ瞳に覗かせるが。
覚えられていたのと、楽しかったという言葉>>281には、破顔して]
まあ、そんだけ喋れれば、
だいじょうぶ………でも、さそうだな。
ったく、無理はすんな。
[一見、大丈夫そうな表情に頷きかけてから。
じっと顔色を見つめて。強情っぱりめと、ため息をひとつ。
一先ず座れよ、と医務室内の椅子を引き寄せて勧め]