人狼物語−薔薇の下国

357 Cross×World


疾風の御魂 九神 星司 シュテルン

― 某県某所・通学路 ―

[強く、強く、風が吹き抜けた。
そんな感覚に思わず目を瞑る。
恐る恐る開いた時、目に映ったのは]

……ここ……。

[見慣れた、寮へと続く道。
夕暮れの風がすぐ横を吹き抜けていく。
ふ、と手に重みを感じて視線を向ければ、そこには銀の腕輪。
握り締めた手の中には、正八面体の感触がある]

…………帰って来た…………んだ、なぁ。

[ぽつり、と呟く声はどこか惚けたもの]

(320) 2015/07/28(Tue) 23:14:48 (tasuku)

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