一昨日クララさんと図書館に行った僕は、ついた直後クララさんの目を盗んで外に出たんです。クララさんが資料探しをしている間に。
そして大急ぎで教会に向かい、自宅に向かう途中のヤコブとアルビンさんを襲った。
でも、ヤコブは大切な幼馴染だから。倒れた姿を見たら、どうしても最初の一撃だけで手が止まってしまいました。
それを見て悲鳴を上げて逃げ出すアルビンさんを殴って殺し、ヤコブを置いてその場から連れ去ったんです。
…もしかしたら心の何処かで、ヤコブだけは助かって欲しい。そんな気持ちがあったのでしょう。
[必死に考え考え、つじつまが合うように話を作り出す。]
でも、申し訳ないけどアルビンさんは対人狼組織の人。このまま生かしておいたら、後々面倒なことになる。
そう考えて、人が来なさそうな場所に埋めました。
まさかフリーデルさんがアルビンさんを見つけてしまうとは思いもしなかったけど。
[最後の言葉は紛れもない本心。ふぅと大きくため息をついた。]