[弔いが終わり、どれ程経ったか、部屋に籠もり、考え込んでいた時訪れたその人>>312を招き入れる。部屋の中には特筆すべきものはない。ペンと投票に使われたものと同じ白紙が机に乗っているだけ。] ええ、その通り。[閉じたドアの先、廊下の気配を伺いつつ。背を向けたまま、答えた。いつまでも言わずにいるつもりはなかったとしても隠し事をするには無知だった、そう思う。振り返り、相手と向き合って。] ぼくが、その霊能者だ あなたに聞くまで、呼び名も知らなかったけれど。*