[その予感は当たらずとも遠からずか。
魔法生物を見つけてくれたのだけれど、それを捕まえようという試みはうまいこといかなかった。
ウンブラが翼で打ち据えて、少年が空振りした小鳥にアイリも手を伸ばしたのだけれど、届かず。>>307
勢いを取り戻し上へとぱたぱた羽ばたく姿を、
ただ見ていることしかできなかった。
アイリは見るからにしょんぼりしている。
が、上手いことかける言葉が見つからない。
こういう場合に適した教科書ってなんかあったっけ。なかったような]
き、気にしなくて大丈夫だって。
それよりぼくこそウンブラがいたのにあんな―――
えっ、かっこいいだって……!?