[ 尤も、特殊なガルーの細胞を利用するのが原因か
適合する身体が少ないせいか。
実験に成功したのはわずか3体。
1体は能力をコントロールできず、ガルー化し発狂死
1体は精神を崩壊させ廃人状態、そのまま安楽死。
1体は人間の姿を保ったまま、判別の能力も有していた。
成功した1体は能力を強化させる為、様々な判別を
強制的に命令された。
故に各地の戦場へと連れ出されることになる。
しかし成功体も普通の家庭に生まれ育った人の子。
毎日数十体もの遺体を強制的に判別させられれば、
先に心から削られる。
それだけなら良いものの、死者の声が聞こえ、
姿が見えるのだから。
耳や瞳を閉じても、塞いでも。>>1:50]