あの……えりぃ、どこ?[言うと相手は少し驚いていた。サシャは以前両親の死体に会うのを拒み、家の入り口に座り込んで森の同胞らを困らせた前科がある。あの時は辛うじて異変に気づいた森の大人たちに弔ってもらっていたが。それを知る相手の大丈夫かと動く口に、少しの間のあと頷いた。会いたくないと思う心も残っているが、それよりは、もう後悔したくなかった。]