…あ、の。[数秒の後に我に返った女は巫女姫を見上げる。甲冑の奥で運動によるものではない汗をかいているのを感じていた。]――あの時は貴方様だとは気付いておらず…。とはいえ、大変失礼な真似を致しました。お許し下さい…っ。[両手を地につけ、擦りつけんばかりに頭を下げる。一体何をやらかしたのだろうと、衆目を集めたかもしれない。*]