―――――――――!!![全身が四散したのかと紛うような痛みが、体中を駆け巡る。一瞬であったはずなのに、永遠にすら感じられるその時間。声にならない叫びが口から漏れる。……しかしそれもほんの数秒。その体がまっすぐに、重力に従って崩折れ。フリーデルの意識は、そこで途切れた。あとは、積もった雪が彼女の身体を冷たくするのを待つばかりか]