── File:4 Project 『Garm』──
[ ガルムは各星で行われている
ガルー種生物兵器転用計画の中でも古い方に属する。
名前の由来は冥界を守る番犬から。
ガルムの別名はフェンリルとも言われていおり、
フェンリルの拠点とも対極に位置する。
『フェンリル』はギムレー系最南の惑星『ムスペルヘイム』にて>>1:11
『ガルム』は北方の惑星『コーシス』にて研究、開発が行われていた>>1:446。
幾箇所かの実験所は既に閉鎖されているが、
『ガルム』は未だに実験を続けている施設である。
尤も、適合する被検体の存在が極めて少ないこと。
特殊なガルーの細胞の入手が非常に困難な為、現在は
現存サンプルの経過観察のみが行われている。
コーシスは一説によると、遠い先祖がガルーに連なる
種とされている。
故に長命で生命力が強く、傷の治りも早い。
その為特殊な実験にも耐えられる身体能力を有しており、
特殊な能力を持つガルーの細胞を付与する実験が行われた。
冥界を守る番犬の名に相応しい、死者の魂を判別する力。
死者の姿を見分けることにより、ガルーや希少種の
存在を確認すれば、それらをまた実験材料として使える。
そうでなければ臓器や様々な部分を売り捌く。]