私にはお前が覚悟できていないからこその
逃げにしか聞こえんよ。
……それとも、お前は人狼に
大切な誰かを殺されても
同じことが言えるのか。
それとも、私をそうして惑わそうとする
………いや。
[そこで、言葉を区切る。
緩やかに首を横に振って目を細め
その後、走り去っていく彼をただ見送り]
………さて。
[きっと彼にはふさわしい。
どうやって裏切り者の冠を被せよう?
そう首を傾げながらも
娘は自分の足で歩き始める。
ビームサーベルの柄を握りしめて
向かうのは医務室の方面。
さあ、だれかに出会うことはあったか?]*