人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

[会談が終わると、タクマは再びファミルを彼女の乗ってきたランチまで送り届けた。若しかして、帰り際に撃つのではないかと思ったが、そのようなことは海軍はしなかった。
その様子を見て、少し唇の端を歪めながら、]

 ……父が造った、
 双子星を沈めることにならなくて良かった。

[そんな風に呟いた言葉は、潮風とともに消えていく。*]

(318) 2015/11/07(Sat) 16:45:27

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