[会談が終わると、タクマは再びファミルを彼女の乗ってきたランチまで送り届けた。若しかして、帰り際に撃つのではないかと思ったが、そのようなことは海軍はしなかった。その様子を見て、少し唇の端を歪めながら、] ……父が造った、 双子星を沈めることにならなくて良かった。[そんな風に呟いた言葉は、潮風とともに消えていく。*]