人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


伝書屋 カーク

― 森の奥 回想 ―

[おばばがディークに何やら儀式の話をしているのが聞こえてきて、好奇心をそそられた。>>0:276
そして、夜更けに森の奥へ入ってゆくディークを尾行したのだ。

ディークが足を止めたのは、森の中にぽかりと開けた空間だった。
落雷の跡ででもあるのか、木が生えず、ちょうど頭上にさしかかった満月が明るい光を注いでいる。

と、森の闇に目を戻したカークはそこにも数多の光を認めた。
黄金の双眸──狼の群れが地を囲んでいた。]

(318) 2016/02/13(Sat) 22:24:29

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