う…、ありがとう、ゲオルグさん…。[齎される暖かな癒しの光。>>307これまで何度も傷を癒してもらった光のはずなのに、今は癒されるどころか頭の痛みが酷くなったような気がして、エレオノーレは苦しげに呻くのみ。]―――…うう…ううう[呻きながら見遣るのは、指をさした―――バルタザールの駆けて行った方向。]…行か、なきゃ……[言い知れぬ焦燥感に駆られ、バルタザールの後を追おうとよろついたまま立ち上がる。]