え……?[確かに自分の名前を上にしていたはずなのに。 目に留まった封筒は、実家の姓が上になっていた>>237] ど……[どうして、と口にするより前に、慌てて封筒を手に取り、差出人の名を隠すように胸に抱いた。 ジムゾンは見ていないだろうか。見ていないといい。 逃げるようにフリーデルは自室へ走り、封筒を机の引き出しに入れた。]