[ディークからのナネッテの怪我の通報を受けて、
ゲオルグの傍を離れる時。
ふと、ゲオルグがここで…ベルガマスコのそばで、
何をしていたのか、
なぜ二人が出会ったのか、聞きそびれたことに気付いた。
けれど、その時は、ナネッテのことが心配で。
また後で、と振り返った時、
ゲオルグの髪色が、赤茶であることに気付いて――…
一瞬、カシムの遺体の傍に散っていた、
茶系統の毛を思い浮かべたけれど。>>2:60>>2:61>>2:62
その時は、土色の髪の
ディークへの疑いの不安が強かったから。
ゲオルグの髪色への疑いは…心の中のパンドラの箱へ。]